2019年2月22日WordPress 5.1がリリースされました。
主な新機能・改善点
サイトヘルス
セキュリティとスピードの観点から、このリリースでは WordPress 初となるサイトヘルス機能を導入しました。WordPress を動かしているプログラミング言語である PHP のかなり古いバージョンを実行しているサイト管理者に通知を表示し始めます。
WordPress のサイトヘルス機能は、新しいプラグインのインストール時にプラグインがサイトと互換性のない PHP バージョンを必須としていないか確認します。もし該当する場合は、プラグインのインストールを防ぎます。
エディター性能
WordPress 5.0で導入された新しいブロックエディターは改善し続けています。最も重要なことに、WordPress 5.1はエディター内のパフォーマンスが大幅に改善しています。エディターの起動が早くなり、入力がよりスムーズなのが体感できるはずです。それにもかかわらず、次のリリースではさらにパフォーマンスの向上が見込まれます。
マルチサイトメタデータ
5.1では、サイトに紐づくメタデータを格納する新しいデータベーステーブルが導入され、マルチサイトやネットワークの繋がりに関する任意のサイトデータの格納が可能になりました。
Cron API
Cron API に、データを返すのを支援する新しい機能と、cron ストレージを変更するための新しいフィルターが追加されました。その他の動作の変更は、FastCGI と PHP-FPM バージョン7.0.16以降を実行しているサーバーでの cron 生成に影響します。
新しい JS ビルド手順
WordPress 5.1は、5.0リリースで開始されたコードの大規模な再編成の流れで、新しい JavaScript ビルドオプションを備えています。
その他の開発者向けの改善
その他の改良点には、WP_DEBUG_LOG 定数用の値の更新、テストスイート内の新しいテスト設定ファイル定数、新しいプラグインアクションフック、wp_unique_post_slug()、WP_User_Query、count_users() 用の短絡フィルター、新しい human_readable_duration 関数、タクソノミーメタボックスのサニタイズ改善、WP_Meta_Query を使う際のメタキーに対する制限的な LIKE のサポート、REST API エンドポイント登録時の間違いの通知といった更新が含まれます。
その他にもいくつかの新機能・改善が含まれています。
今の所、私のサイトも問題なく動いていますが、不具合が起こらないとも限りませんので、アップデートの際には必ずバックアップを取りましょう。
公式テーマもバージョンアップしていますので、使用している方は一緒にアップデートをしておきましょう。