何も考えずにWordPressでサイトを構築していくと、サイト自体が重くなっていくという現象が起きてきます。WordPressの構造上どうしても仕方がない事なのですが、ただ何も対策をしないままですと、SEO的にもあまりよろしくありません。なので、出来る限り早く出来るように対策をしていこうと思います。
ではまずリビジョンの回数を制限していく事から始めてみようと思います。
リビジョンとは?
まず、WordPressのリビジョンとは何か?
リビジョンページには「2つのリビジョンを比較」するモードがあり、2つの任意なリビジョンを比較できます。このモードではスライダーに2つのハンドルがあり、1つは比較元、もう1つは比較先のリビジョンをそれぞれ指定できます。また、ハンドルをドラッグすることで、2つの任意なリビジョンを指定できます。
注: 「このリビジョンを復元」するボタンを使うと、常に比較先のリビジョンへの復元を実行します。
リビジョンへの復元を実行せずに投稿の編集画面に戻る場合は、ページトップにある投稿タイトルのリンクをクリックしてください。
WordPressのCodexより
WordPressのCodexには以上のように書いてあります。要するに変更した履歴を保存してくれる物なのですが、これが一つ作られる度にデータベースが肥大化していきます。更新を頻繁に行なっていると何十というリビジョンが出来ている場合もあります。しかし、出来上がったリビジョンを使用する頻度がそれほどあるかと言われると・・・。ほとんどありません。なので、これを無効にしてしまうか、回数制限をしてしまおうという訳です。
リビジョンを無効もしくは回数制限をする方法
プラグインを使う
リビジョンを制限するには方法が2種類あります。一つはプラグインを使用する方法「Revision Control」というプラグインがありますので、こちらを使用すると簡単にリビジョンの制限が出来ます。
wp-config.phpにコードを追加する
もう一つは、wp-config.phpにコードを追加する方法。プラグインは、なるべく増やしたくないので、こちらの方法でやってしまいましょう。
FTPクライアントソフトで、「wp-config.php」を探します。場所はWordPressのルートにあります。こちらをエディタで開いてコードを追加します。
/** Sets up WordPress vars and included files. */ require_once(ABSPATH . 'wp-settings.php');
最下段にある、このコードの上であれば場所はどこでもいいので、コードを追加します。
リビジョン機能を停止する場合
define('WP_POST_REVISIONS', false);
上記のコードを追加するとリビジョン機能が停止します。
リビジョン回数を制限する場合
define('WP_POST_REVISIONS', 3);
回数を制限する場合は、上記のコードを追加します。3の部分を変更すると、好きな回数で制限できます。
自動保存を停止する
自動保存を停止する方法もあります。
この場合は、「functions.php」に記述します。FTPクライアントからファイルを開いてもいいですが、「functions.php 」の場合はWordPressの管理画面のメニュー、外観→テーマの編集からでも開けます。
function disable_autosave() { wp_deregister_script('autosave'); } add_action( 'wp_print_scripts', 'disable_autosave' );
上記のコードを、追加すると自動保存を停止できます。
自動保存する時間の間隔
自動保存の間隔をコントロールする事も出来ます。その場合は、また「wp-config.php」にコードを追加します。
define('AUTOSAVE_INTERVAL', 1800);_
数字は、秒数です。1800ですと30分ですね。
以上のようにリビジョンをコントロールして、データベースの肥大化を防ぎましょう。